summer_salt’s blog

日記、自分のことなど記録します。

『梨泰院クラス』見終わったよー

 最近見始めた梨泰院クラスを一気見してしまった。いやー面白かった。大手食品会社の長家とセロイの店のタンバムのやり合いが見ていて楽しい。長家を倒すためにセロイがこれまでに準備してきた作戦が予想外の展開続きで飽きさせないし、視聴者に自分の持っている武器を明確にしないからこんな武器を持っていたのかと驚かされる。それがまだ初期のちょっとした発言や行動の伏線を次々に回収していくのでテンポ感がある。

 

 そして何よりやっぱりジャンプ作品だった。主人公の悲惨な過去や実直な性格、明確な敵、仲間との信頼、そして裏切り、それが見事にビジネスの世界での出来事とマッチしている。こういった分かりやすい構造は見ていて理解しやすいし、なじみがあるのでスッと入っていきやすかった。

 

 しかし多少言うとすれば、後半になるにつれて主人公の長家を倒すための画策のパートが少なくなりラブコメに多く時間を割いているように感じた。最終的に主人公が復習を果たし、幸せになる、というのがゴールとして設定されているので、多少のラブコメ要素は入っててもよかったのだが、個人的には後半にラブコメ要素を入れすぎてダれてきてしまったというのが正直なところだ。

 

 また、この作品にはトランスジェンダー、人種差別、国籍といった社会問題にふれるシーンがある。まあ16話もあるのだから様々な要素を入れたいのはわかるがなんかブレてこない?黒人店員が「僕は韓国人だ。」というセリフを何回言っただろう?国際的な韓国至上主義をアピールしたいんだろうけれどなんかちょっとだけ自分には作品のノイズに感じる。まあキャラクター的にもトランスジェンダーのキャラはかっこいいし、黒人のキャラもインパクトがあって最終的には好きだったんだけど。ちょっと、ん?、ってなったよね。

 

 最後になんか既視感あるなーって思ったんだけど、土下座がキーワードになったり、主人公の性格だったり、すこし半沢直樹が頭にちらついた。でも全体的に全部伏線回収されてかつ王道の成り上がりストーリーは面白かった。初めて見た韓国映画だけど面白い作品があったらまた見てみたい(ラブコメ以外で。)。

 

 あと、チョ・イソがもうチョリソーなのよ。ずっとそう呼んでたわ。